冬を抜け、春の到来まであと少しの表情を見せている湖。湿地には、水芭蕉の群生地があり、間もなく満開の花を咲かせる。千歳市に残る原風景のような場所の近くで、ラピダスによる次世代半導体工場の建設が進められている。最先端工場と自然の共生は、ラピダスが目指す姿でもある。
(写真は、ラピダス建設現場の近くにある千歳湖と水芭蕉群生地)
(写真は、ラピダス半導体工場の建設現場)
千歳市美々ワールドで建設が進む次世代半導体工場。20数基にも及ぶクレーンが並ぶ光景は、新たな時代を引き寄せる躍動感に満ちている。この工場は、再生可能エネルギーによるゼロカーボン化、完全自動操業、さらに究極のリサイクルを行う新しい概念を取り入れた工場になる。ラピダスはその名を「IIM(イーム=イノベーティブ・インテグレーション・フォー・マニファクチャリングの略)」と名付けることにしている。
屋上を緑化したIMMは、周囲の自然に溶け込むような姿になる予定で、自然との共生はラピダスが投げかける未来工場のテーゼでもある。この建設現場の裏手にあるのが、千歳湖。小高い山に囲まれた穏やかな水面を持つ湖は、伏流水が湧き出てつくられたもの
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