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北海道新幹線札幌駅「東改札口」巡る土地攻防、創業の地を守った日の丸産業社

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札幌イベント
 北海道新幹線札幌駅の「東改札口」建設に向けた動きが始まった。札幌市中央区北5条東1丁目の「東改札口」建設用地の一部に該当する日の丸パーキングが、駐車エリアを半減させ、北側の土地で整地作業が始まった。この土地を巡っては、水面下で攻防が繰り広げられていた。(写真は、フジタの所有地で始まった北海道新幹線札幌駅「東改札口」工事)
 日の丸パーキングを運営する日の丸興発(本社・札幌市白石区)の親会社は、1899年創業の肥料、農薬、石油製品などを扱う老舗、日の丸産業社(同・同)。日の丸パーキングがある北5条東1丁目は、1918年から1974年まで日の丸産業社の本社があった場所。この地は、同社にとっては創業の地、いわば聖地と言ってもよい場所。本社を現在の白石区流通センターに移転してからも、日の丸パーキングとして、創業の地を守り続けてきた。
 そんな土地に変化があったのは、創業家出身社長が死去してから。土地は創業家の所有だったが、相続で親族らに移った。親族のうち、1人が所有する半分の土地は、その後、日の丸興発に売却されたが、親族3人が所有する残り半分は、ゼネコンのフジタ(本社・東京都新宿区)に売却さ

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