マチの新陳代謝は、建物の解体・新築が大きな要素を占める。見慣れた建物が解体され、新しい建物が建設され、マチは生まれ変わっていく。札幌には今、中心部にも郊外にも数多くの新陳代謝の姿がある。札幌の今を記録する『札幌の今、解体ノート』の2023年の12回目は、中央区北9条西21丁目の「大槻食材札幌物流センター」。(写真は、解体工事が行われている「大槻食材札幌物流センターB・C棟」)
業務用食材の卸販売などを手掛ける大槻食材(本社・函館市)が、札幌に進出したのは1975年。当時の札幌店は、中央区北9条西19丁目にあったが、業容拡大のため1983年に北9条西21丁目に札幌店を移転、札幌物流センターを併設して建設した。それから40年近くが過ぎた2022年7月には、小樽市銭函の石狩湾新港地域に銭函物流センターを新設。こうした流れを受けて、札幌店に併設された物流センターの解体工事が行われている。
解体工事の対象は、「札幌物流センターB・C棟」。注文者は大槻食材、解体の事業主は竹中工務店(本社・大阪市中央区)北海道支店(札幌市中央区)、解体工事は本間解体工業(同・同市西区)が行っている。工事期間は
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