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ダウンタウンを受け継いで千鳥も…イジリ=イジメ文化に支配される日本のお笑い業界

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ダウンタウンを受け継いで千鳥も…イジリ=イジメ文化に支配される日本のお笑い業界 (C)PIXTA
いつまでも時間が止まり続けていた日本のお笑い業界だが、ここ数年、ようやく世代交代の機運が高まっている。しかし『ダウンタウン』に象徴される“空気を読むお笑い”は絶滅する気配がなく、新たな世代へと継承されているようだ。


松本人志と対立した2人の芸人
「ダウンタウン」の松本人志といえば、「空気を読む」「イタい」といった言葉を流行らせたと言われる空気のお笑いの第一人者だ。
かつて「ダウンタウン」の盟友だったこともある故・坂本龍一さんは、小説家・天童荒太との対談でその笑いの危険性に言及。彼らの芸が権威への反抗ではなく、年下の芸人をいたぶるものになっていると指摘した。
現代でいうところのイジリ芸だが、坂本さんはその価値観が子どもたちの「いじめ」を生んでいるものと同根だと警鐘を鳴らしている。
そんな予言が的中したかのように、現在の若手芸人は「ダウンタウン」に認められることが1つのステータスとなっている印象。そこには、ピラミッドのような笑いの権力構造があるのではないだろうか。
その実態につい

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