『ジョジョ』のラスボスは小物ばかり? 吉良吉影が狂気的な魅力を放つワケ
『ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン』1巻(荒木飛呂彦/集英社)
『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズは全8部に分かれており、それぞれラスボスにあたるキャラクターが存在する。
いずれも個性あふれる造形となっているものの、中にはよく考えると「小者すぎる」と感じてしまうラスボスもいるようだ。
情けない「ジョジョ」のラスボスたち
読者たちからとくに「ダサい」と言われがちなのは、第6部に登場するプッチ神父だ。
相手の記憶とスタンド能力をDISC状にできるスタンド「ホワイトスネイク」を操り、徐倫たちの前に立ちはだかる強敵だ。
しかしその行動理由について冷静に振り返ると、かつてのラスボス・DIOを崇拝しているだけという一点に帰結してしまう。
強力な能力に比べて、キャラクターとしての魅力が弱すぎるという指摘が多数。
《他のラスボスたちと比べて、ただのDIO好きの一般人だろ》《自分の意志がないんよな。DIOの指示を待ってるだけのキャラ》《ただスタンド能力がチートだっただけでカリスマは皆無》と、散々な言われようだ。
そんなプッチ神父と双璧をなすダサキャラが、第5部『黄金の風』に登場するデ
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