マチの新陳代謝は、建物の解体・新築が、大きな要素を占める。見慣れた建物が解体され、新しい建物が建設され、マチは生まれ変わっていく。札幌には今、中心部にも郊外にも、数多くの新陳代謝の姿がある。札幌の今を記録する『札幌の今、解体ノート』の2025年23回目は、中央区北9条西24丁目の「アラマタビル」。(写真は、解体工事が進んでいる「アラマタビル」)
地下鉄二十四軒駅の近くの二十四軒・手稲通と環状通の交差点南東角にあったのが、「アラマタビル」。1979年に竣工した3階建てで、街ナカで以前はよく見かけた雑居ビルの一つ。ビルや各部屋の出入り口、トイレ出入り口の敷居の高さが低く、昭和感の漂うビルだった。テナントが退去して解体工事が始まったのは、2025年7月14日。
解体工事の注文者は、中大(旧中大実業)、解体工事を行っているのは本間解体工業(本社・札幌市西区)。中大は、アラマタビルの隣に3階建ての本社を構えていたが、同じ街区にあった3階建て旧岡部水産ビルをリノベーション、2025年7月に本社を同ビルに移転、それを機に社名も変更した。中大は、旧本社ビル、新本社ビル、アラマタビルの街区の一角に
札幌の今、解体ノート2025年版㉓中央区北9条西24丁目「アラマタビル」

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