和洋菓子製造販売の秋月(しゅうげつ、本社・札幌市北区)は、2025年4月11日に、札幌地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。東京商工リサーチ北海道支社(同市中央区)によると、負債総額は約1億3000万円。(写真は、「秋月」の本社工場)
秋月は、1966年2月に設立された和洋菓子製造販売会社。スーパーやコンビニエンスストア向けに、どら焼きやべこ餅などの和菓子のほか、ショートケーキやロールケーキ、バウムクーヘンなどの洋菓子を供給してきた。また、ホテル向けにも販路があった。当初は、和菓子のみだったが、その後、洋菓子にも進出、直営店はなく卸販売が中心だったが、近年は、工場直営の「秋月アウトレット店」を設け、個人向け販売も手掛けていた。
コロナ禍以降、業績が悪化し、最近の原材料費の高騰もあって資金繰りがつかず、2205年4月1日、札幌地裁に自己破産を申請、同年4月11日に、同地裁より破産手続きの開始決定を受けた。菓子業界では、業務用洋菓子メーカーのclimb(クライム、本社・ 札幌市厚別区)が、2024年6月に自己破産しており、こちらの負債総額も秋月と同じ約1億3000万円だった。独
和洋菓子製造販売の秋月、破産手続き開始決定

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