「北方ジャーナル」2025年9月号が、きょうから店頭に並んだ。今月のトップは、独自に深層を追う「乙部盗撮事件 道新が書かない男性記者の影」だ。7月中旬に地元紙が伝えた、ある盗撮事件。追って共同通信やNHKも報じたその出来事は、自治体職員が女性新聞社員の下着を撮影して処分されたという側面のみが伝わるところだが、関係者らが把握する事実はそれだけに留まらない。事案の発生から当事者の処分までに半年以上の時間が費やされた背景には、いったい何があったのか。被害者の勤務先・北海道新聞が自社の紙面に書き残さなかった情報を、ここに記録しておく。(画像は、北方ジャーナル9月号の表紙)
本誌面で報告を始めてから4年あまりが過ぎた、公立看護学校のパワーハラスメント問題の続報だ。既報の通り、教員のハラスメントを苦に学生が自殺した事案では、学校設置者の北海道が第三者調査で認定されたパワハラと自殺との因果関係を否定し続けている。苦渋の決断で道を訴える裁判を起こした遺族は今夏、2度めになる口頭弁論の法廷で改めて意見陳述に臨んだ。語られたのは、亡き長男が残した言葉の数々。同じ空間に、深く頷く傍聴人の姿があった。
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北方ジャーナル9月号発売! 今月のトップは、独自に深層を追う「乙部盗撮事件 道新が書かない男性記者の影」

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