「まず湯温を確かめてから手すりに手を伸ばしてもらい、背中に手を添えて腰をゆっくりと動かしてもらいます」。キャリアバンク(本社・札幌市中央区)アカデミーの介護職員初任者研修では、講師の指導の下、ユニットバスを使い、研修生同士が二人一組になって入浴の実技講習が行われている。研修生はこれまで、日本人ばかりだったが、今年に入ってからは、特定技能を持つ外国人が日本人と一緒に研修を受ける姿が目立つようになってきた。(写真は、入浴の実技研修)
(写真は、テキストを使った講義)
介護職員の初任者研修や実務者研修を行っているキャリアバンクアカデミーは、2023年度から、研修をスタートさせた。これまでの約2年間で120人以上が修了している。初任者研修を例にとると、テキストを使った座学と実技を合わせて130時間のカリキュラムが用意されている。そのうちの40時間までは自主学習が認められているため、研修者同士が机を並べるリアル研修は90時間にも及ぶ。
日程を見ると、ほぼ1ヵ月間、全日に亘って研修が行われる。科目には〈人権と尊厳を支える介護〉〈老化に伴うこころとからだの変化〉〈死にゆく人に関連したこころとから
キャリアバンクアカデミー「介護職員研修」、日本人と外国人が共に学ぶ姿が当たり前に

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