夏の夜にふわふわと飛び交う幻想的な小さな光、ホタルは日本の夏の風物詩のひとつです。そんなホタルですが、実は北海道でも観察できる場所があるのをご存じだったでしょうか。今回は北海道のホタルについて紹介したいと思います。
北海道に生息するホタルの種類
日本には約50種類のホタルが分布していますが、北海道に生息するホタルの種類としてはヘイケボタル、オバボタル、スジグロボタル、カタモンミナミボタル、ゲンジボタルが挙げられます。この中で成虫でも光るホタルはヘイケボタルとゲンジボタルのみで、そのほかのホタルは成虫は発光しないため鑑賞の対象になることはなく存在もあまり知られていません。また、強く緑色に光ることで知られる日本固有種のゲンジボタルですが、実は人為的に北海道に持ち込まれたもので、北海道在来種の光るホタルはヘイケボタルのみになります。ゲンジボタルは体長約15mmと比較的大きく、光り方は西日本と東日本で異なりますが、大きく2~4秒ゆっくりと光るのが特徴です。また、曲線を描いて飛び、オス同士が光をクロスさせるのも特徴で、優雅な光景が人気の蛍です。ヘイケボタルはゲンジボタルよりも
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