札幌中心部で進むビルの建て替えラッシュ。至る所で新ビル建設の槌音が響くが、新ビルは鉄骨が組み上がり始めたら、一気に建設のスピードが加速する。駅前通と南1条通の交差点南西角の「4丁目プラザ」跡で進められている新ビル建設も、顔が見えてきた。緩やかな凹凸を持つ「プリーツ・ファザード」の壁面。日に日に成長していく建物の表情に、道行く市民の期待感が膨らむ。(写真は、「プリーツ・ファザード」の外壁が見えてきた「札幌4丁目プロジェクト」=2024年5月30日撮影)
この場所で、50年に渡って親しまれてきた商業ビル「4丁目プラザ(4プラ)」が閉館したのは2022年1月31日。その後、建物は解体され、鹿島建設(本社・東京都港区)によって「札幌4丁目プロジェクト」が着工したのは、2023年6月だった。昨年は、フェンスの内側で何が行われているのかうかがえなかったが、今年に入ってからは鉄骨が徐々に組み上がり、5月半ばからは朝顔(落下防止棚)の上に外壁パネルが一枚、一枚と増え、工事の進捗が分かるようになってきた。
このパネルは、「プリーツ・ファザード」と呼ばれるもので、小さい凹凸を繰り返すガラス張りの外壁
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