製紙をはじめとする工業都市としての顔や、フェリーターミナルがあることから、北海道と本州を結ぶ海の玄関口といったイメージを持つ、胆振管内・苫小牧市。そんな同市にはもう一つの顔がある。アニメ、マンガ、ゲーム作品との深い縁(ゆかり)だ。民間企業はもとより、行政などもこうしたコンテンツを活用した地域おこしに本腰を入れている。“アニメ、マンガの聖地“苫小牧市を紹介する。(写真は、苫小牧市観光案内所のホッコータルマエ等身大パネル)
(写真は、同案内所にある作家や声優の色紙)
まずは、苫小牧市ゆかりのコンテンツ群についてざっと触れておこう。1990年代前後に人気を博した近未来メカもので、警察の組織・階級社会や日常を描いたアニメ、マンガ(週刊少年サンデー掲載)作品『機動警察パトレイバー』。同作品の主役機であるパトロールレイバーを操縦する、主人公の女性警官、泉野明の出身地が苫小牧市。作中では実家の泉酒店も登場する。余談だが、同作品の警察描写は、1997年放送開始の人気刑事ドラマ『踊る大捜査線』に大きな影響を与えた。
(写真は、マンガ『機動警察パトレイバー』作者のゆうきまさみ氏複製原画)
2006年
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