札幌市営住宅「下野幌団地」跡地を利用して生まれた「マールク新さっぽろ」。2街区のうち、病院4棟、分譲マンション、商業施設、ホテル、立体駐車場で構成されているI街区に電力や温水、冷水、熱といったエネルギーを一手に供給しているのが、同街区内にある北海道ガス(本社・札幌市東区)の「新さっぽろエネルギーセンター」。(写真は、天然ガスコージェネレーションシステム)
「マールク新さっぽろ」の象徴となっているアクティブリンク。I街区にある7つの施設を結ぶ、楕円形の空中歩廊だが、そのアクティブリンクと繋がっているメディカルテナントビルの1階と地下1階にあるのが「新さっぽろエネルギーセンター」。機械室に入ると、規則的なエンジン音が聞こえてくる。その音を発している、さほど大きくない機械がガスコージェネレーションシステム。この機械は、天然ガスで発電するとともに、出てくる排熱を利用して蒸気と温水(80℃、40℃)を製造している。1基の発電能力は1271kw。それが2基設置されており、約2500kwの発電をしている。
北ガス担当者は、「I街区では3500kwの電力需要があるので、6割程度の電力をこのシステム
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