幼いころからずっと猫を飼っているせいか、私はとにかく猫の姿かたちに目がない。当然本物の猫も好きだし、猫モチーフにもキュンとくる。わかりやすい猫好きである。そんな私が最近お気に入りなのが「喫茶ドロシー」。
創成川の東側に古くからあるオフィスビルの一階。
いわゆるランチや打ち合わせなんかに使われる街の喫茶店があった場所で、人気店「喫茶小鳥」の姉妹店としてオープンし、たちまち話題となった。
ちなみにオーナーによると“ドロシー”とは架空の猫の名前だそう。イメージはエコール・ド・パリの芸術家たちが集まるアパートメントに棲む猫。誰かに飼われているわけでもない、でもみんなに愛されている猫。同店はそんな気ままな猫・ドロシーが暮らす場所をコンセプトに、アンティークなムードが漂うおしゃれで心地いい空間が広がっている。レトロな喫茶店が注目されて久しいが、
喫茶店は様々な人々が交わる交差点のような場所だからこそのおもしろさがある。
今日の店内はスイーツを楽しむ女子高校生たちの隣りで、新聞を開く年配の男性と、休憩中と思しき文庫本を開く一人客。
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