北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールド北海道」(北広島市)に近接する新駅について、JR北海道は13日、当初計画より総工費を約3割抑えて85億~90億円とする新たな計画を発表した。場所を従来の計画より北広島駅側に約200メートルずらし、一部工事を省略する。費用を負担する北広島市から工事費を抑えるよう計画の見直しを求められていた。
新計画では、北広島駅から札幌方面に約2キロの地点、球場の北東側に建設する。三塁側ゲートから約300メートル、徒歩4分弱の見通しだ。当初は約400メートル、徒歩5分の計画だったため、球場により近づく。現在の球場最寄り駅は北広島駅で、徒歩20分かかる。
完成は着工から約5年後を見こむ。新駅は北広島市が建設費を負担する請願駅で、市が今後、JRの案を承認すれば着工時期が決まる。北広島市の上野正三市長は「内容を早急に確認し、整備に向けて検討を進める」とコメントした。
JRは当初、工事費を80億~90億円と見こんでいたが、資材や人件費の高騰を受けて今年2月、115億~125億円に増える見通しを市に伝えた。市は工事費を圧縮する計画の見直しを依頼していた。
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