『NARUTO』と『るろ剣』で正反対 続編漫画の“前作主人公”はどのように扱うべき?
『NARUTO』と『るろ剣』で正反対 続編漫画の“前作主人公”はどのように扱うべき? (C)PIXTA
最近の漫画業界では続編商法が流行っており、一度完結した人気漫画の続きが描かれることは珍しくない。そこで激しい議論を呼んでいるのが、“前作主人公”の扱いだ。前作主人公を目立たせるか、あくまで脇役とするべきか、さまざまな意見が飛び交っている。
弱体化によって荒れた『NARUTO』
前作主人公を脇役として、新たな主人公を活躍させている作品としては、『NARUTO -ナルト-』の続編である『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』が代表的だ。
「BORUTO」の時系列は、前作で描かれた第四次忍界大戦から15年後の世界。うずまきナルトの息子・ボルトを中心として、子ども世代の活躍が描かれている。
そこで賛否を呼んだのが、ナルトとサスケの扱いだ。前作における彼らは忍界大戦を経て、大筒木カグヤとの宇宙レベルの大乱闘を経験した、いわば史上最強の忍だった。
しかし「BORUTO」では、そんな前作主人公コンビが強大な敵に大苦戦。挙句の果てに、サスケは輪廻眼
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