ゲーム主人公の世代交代はなぜ失敗する?『DMC4』と『逆転裁判』の決定的な違い
ゲーム主人公の世代交代はなぜ失敗する?『DMC4』と『逆転裁判』の決定的な違い (C)PIXTA
シリーズ化したゲームでは、しばしば世界観を引き継いだまま、主人公や主要キャラが一新される“世代交代”が行われる。しかしその出来次第では、ファンから反感を買うことも少なくない。世代交代の成功と失敗を分かつトリガーは、一体どこにあるのだろうか。
評価に天地の差がある世代交代
まず世代交代に成功した例としては、『カプコン』の『デビルメイクライ4』が挙げられる。同作は、2001年発売の1作目から続いている人気シリーズ。主人公のダンテが次々に悪魔を退治していくアクションゲームで、2008年に発売された「デビルメイクライ4」では新たな主人公・ネロが登場した。
ストーリー中盤からはダンテも現れ、操作できるようになるが、あくまで同作の主人公はネロ。ダンテはネロの後始末や助言役などに徹し、事件解決の手助けをしてくれるお助けキャラのような立ち位置だ。
ネロを新主人公として描きつつ、旧主人公・ダンテの見せ場も損なわせない「ダブル主人公」というべき演出。これがファンから好評を得ており、「デビルメイクライ4」
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