(C)My Ocean Production / Shutterstock
今年9月に『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で放送された、細田守監督のアニメーション映画『竜とそばかすの姫』が物議を醸している。上映当初から批判があった描写をテレビでそのまま放送したことにより、「放送倫理・番組向上機構(BPO)」に意見が寄せられたようだ。
2021年7月に公開された「竜とそばかすの姫」の主人公は、幼い頃に母親を亡くした女子高生のすず。彼女は世界中の人が集まる仮想世界「U」で、歌姫ベルとして人気者に。しかし、突如現れた謎の竜によって、「U」には大きな混乱が生じてしまうのだった。
苦言が寄せられたのは、児童相談所に電話をかけるシーン。父親から虐待されている子どもたちを救うべく奔走するすずたちが、児童相談所に相談の電話をかけるのだが、そこで「すぐにはできない? ルール? 48時間? じゃあその間にもしものことがあったら…」というセリフがあった。しかし、これは大きな誤解を招くシーンのようだ。
「現実世界では虐待の通報、保護までには、原則48時間以内に対応する〝48時間ルール〟が適応されています。し
コメント