『ドラゴンボール 完全版』1巻(鳥山明 / 集英社)
歴代『週刊少年ジャンプ』作品の中でも、『ドラゴンボール』と『ONE PIECE』は国民的漫画と呼ばれるに相応しい作品だろう。どちらも今年になって劇場版最新作が公開されたのだが、映画『ONE PIECE FILM RED』が異例の大ヒットを遂げて勝利を収めたかのように思える。しかし本当の勝者は、別の形で如実に表れたようだ。
8月6日から劇場公開が始まった「ONE PIECE FILM RED」は、僅か10日間で観客動員数500万人超、興行収入70億円を突破したことが明らかに。この成績は最終興行収入68.7億円を記録した『ONE PIECE FILM Z』を超えており、早くもシリーズ史上最高記録を更新している。
一方で6月11日に公開された映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』は、約1カ月で興行収入20億円突破という結果に。観客動員数も154万人程度で、「ONE PIECE」との差は明らかである。
『ドラゴンボール』の息が長すぎる!
「最新映画の成績だけで言えば『ONE PIECE』が勝っているのですが、5月11日に発表された『
コメント