ジャンプ伝統の“お色気枠”が消滅? 少年漫画界隈がクリーン化の危機…
ジャンプ伝統の“お色気枠”が消滅? 少年漫画界隈がクリーン化の危機… (C)PIXTA
硬派な少年漫画のイメージがある『週刊少年ジャンプ』だが、実際には昔からお色気要素のある作品が多数掲載されてきた。しかし令和の時代に入り、現在では「お色気枠」が消滅の危機に瀕しているという見方も少なくない。
「ジャンプ」本誌とお色気の関係
これまでの連載作品を振り返ってみると、1980年代頃にはすでに「お色気枠」らしき作品が存在する。中学生とは思えない色気たっぷりのヒロインを生んだ、まつもと泉の『きまぐれオレンジ☆ロード』だ。
そして主に1990年代には、桂正和が『電影少女』や『I”s』といった作品で、少年誌の限界に挑むことに。2000年代以降も、夢のような青春ハーレムを描く河下水希の『いちご100%』、新たなセクシー表現に挑んだ矢吹健太朗の『To LOVEる -とらぶる-』などが連載され、読者たちに夢と興奮を与えてきた。
しかし最近、こうしたお色気漫画が誌面から排除されている印象も。象徴的だったのは、今年4月に矢吹の最新作『あやかしトライアングル』が『少年ジャンプ+』へと移籍したこ
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