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2年前のコロナ禍初期、あるドラマがさまざまな意味で話題を集めていたのを覚えているだろうか。浜崎あゆみの半生を描いた土曜ナイトドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)だ。
同作は、ノンフィクション作家の小松成美が、浜崎へのインタビューや取材を通じ〝事実を基にしたフィクション〟として2019年に出版した小説のドラマ版。
原作には登場しない田中みな実の狂気的なキャラや、やたらとデフォルメされた登場人物、夜なのに虹がかかる、嫌がらせで頭からジュースをかけられるといった古い演出など、コントか本気か判断できないようなツッコミどころが多く、良くも悪くも大変な話題を博した。
その主演に抜擢されたのが、avex所属で当時デビュー1年しか経っていなかった歌手・安斉かれん。演技初挑戦で初ドラマ・初主演という異例の抜擢で、ドラマの話題性と相まって一気に知名度はアップした。しかし、この勢いはその後ぱったりと途絶えることとなる。
「ドラマ終了後、放送局であったテレビ朝日系放送の『ミュージックステーション』に出演するなどしていましたが、肝心の楽曲がヒットするこ
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